ちょっと遅めの夏休みをとって気になってたホテル『箱根本箱』に行ってきたんだけど、めちゃくちゃ最高すぎたのでぜひオススメしたい。
『箱根本箱』とは?
雑誌「自遊人」が運営する「本に囲まれて暮らすように滞在する」をコンセプトにしたブックホテル。ざっくりと
- 12,000冊の本が自由に読める
- 『大人の秘密基地』感がすごい
- スタイリッシュな内装・インテリア
- 全室温泉露天風呂つき
- 地産地消の自然派イタリアン料理
- 非日常感を味わえる
12,000冊の本が自由に読める
「本に囲まれて過ごす」というコンセプトどおり、館内の至るところにたくさんの本が散りばめられており、1泊や2泊したくらいでは到底読み切れないほどです。
館内の本をピックアップして持ち運ぶように部屋にはオリジナルトートバッグがあります。これは持ち帰りOKなので記念のおみやげにもなってナイス。
いたるところに本。廊下にも本棚。
本のジャンルはさまざまですが、強いて言えば『蔦屋書店』的なラインナップに近いかも。
地下にはショートフィルムを上映しているミニシアターなんかもありました。サブカルチャーの玉手箱的なホテル。
『大人の秘密基地』感がすごい
12,000冊の本を収める本棚が館内のあちこちに設置されているわけですが、高いところの本を取るためにハシゴで上ったり、本棚の中に座ったり寝転がって本を読めるスペースがあったりとアスレチックのようなギミックがあったりして、思わずワクワクします。
「え、こんなところ入れるの?!」「ここで本読んでいいの?!」みたいなスペースがいっぱいあって楽しい。
本棚の中に入ると、本棚が階段になってて...
登るとベッドみたいになってる!
ここで寝転んで読書することができます。
うわ、「子供の頃こういうのやってみたかったなぁ」ってやつ!楽しい。
廊下に突如こんなかんじの読書スペースがあったりします。これも楽しい。
また2階フリースペースではコーヒーやナッツを自由におかわりできるスペースもあって、読書が捗ります。
Carimaliの高級コーヒーマシン。すごい。
コーヒー飲み放題です。
その他、紅茶やナッツなども自由に飲食OK。
こんなかんじで自由に楽しんでOKらしい。コーヒーと読書は合う。
ちなみに客室にもそれぞれの本棚があります。
僕が泊まった部屋はなんか刑務所系の本が多かったですね。笑
スタイリッシュな内装・インテリア
デザイン志向というか、一般的な温泉宿のイメージとは一味違った個性的なスタイリッシュさがあります。
ツイッターではあまり見かけないけど、インスタでは写真映えスポット的なホテルとして頻繁に登場していて「ステキな写真が撮れる場所」としても好評らしい。
実際に行ってみるとインスタグラマー的な人はあまりいなくて、年齢層は比較的高めで落ち着いた感じの方が多かった気がする。
全室温泉露天風呂つき
部屋のグレード関係なく、すべての居室に温泉露天風呂がついているんですが、これがとても良いです。
無駄なサービスショット。すいません。
浴槽は成人男性が入っても十分な広さだということを伝えたかっただけです。
写真右手は完全ガラス張りでちょっと照れちゃう感じのシャワールーム、写真左下はテラスに設置された露天の檜風呂。使用時以外はフタを閉めておく感じになってます。
ハンドソープやボディーソープ、シャンプー・コンディショナーも『STOP THE WATER WHILE USING ME!』で揃えられてるのも統一感があってナイス。
リンク
地産地消の自然派イタリアン
宿のコンセプトとか雰囲気とかも大事だけど、ご飯も大事ですよね。
行く前に調べてみたら公式ページにはこんな風に書いてあります。
箱根発・ローカルガストロノミー!
オーガニック&クレンジングをテーマに⾃然派イタリアンを提供します。
『ローカルガストロノミー』ってなに?って感じなんですけど、どうやら地産地消のグルメということらしいです。箱根を中心に神奈川県内外、駿河湾などから集めた食材を使ったコースは、味はもちろん、見た目も楽しめます。
北山農園のオーガニック野菜のサラダ。
ヘルシーな一品です。
桃とレモンのクリームパスタ(キタッラ)。
甘いの?デザートなの?パスタなの?一体なんなの?!
という感じですが、けっこう美味しいです。
たぶんメインディッシュの裾野ポークのロースト。
レビューとかで「食事の量が少ない」って書いてる人がいたけど、僕にはけっこう多く感じました。お腹いっぱい。
レストランがカウンター型になってるのも珍しくて新鮮な感じ。
あらかじめ予約しておけば個室も利用できます。
朝食はかぼちゃのスープと、ヨーグルト。
それとキッシュ、ハム、サラダのプレート。
朝はレストランの外のテラスの景色が気持ちいいです。
ちなみにこのテラスでの読書も可能です。
非日常感を味わえる
いい意味でモノが少ないというか、ムダがないです。
部屋にはテレビもないし、BGMもない、フレグランスもないし、灰皿も喫煙所もない。
日常にあふれてるノイズはなくて、箱根の山の中の静寂とたくさんの本があるだけ。
客室には電話もなくて、フロントに連絡したいときはiPadのアプリを使って連絡します。。
ちょっと気になったところ
遮音性
夜中の静かな時間帯とかだと他の部屋のドアを開け閉めする音とかが少し気になったので、万が一他の宿泊客で超ハイテンションな若いカップルとか、小さいやんちゃなお子さんとかがいたら物音や話し声が気になっちゃうかもしれません。とは言っても館内は図書館のような雰囲気で静かだし、客層的にもドタドタする感じのタイプの方はほぼいなかったですけど。
照明がムーディーすぎてちょっと暗い
大人の秘密基地というだけあって、館内では至るところに読書できるスペースが設けられているんですが、場所によっては本読むにはちょっと暗いところも。なんなら宿泊部屋も夜だとちょっと暗い。スタイリッシュな内装に合わせたムーディーで落ち着いた照明のせいか、ガッツリ読書するには暗くて目が疲れがち。携帯できる読書灯(ブックライト)などを持参することをオススメします。
おわりに
最後ちょこっと小言を付け加えちゃったけど、総じてとても素晴らしい体験ができるホテルでした。他では味わえない雰囲気のなかで読書に没頭する、楽しい時間を過ごせました。
気になってる人はぜひ一度行ってみてほしいオススメの宿です。
参照リンク:
ブックホテル「箱根本箱」
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