シンボリックリンクを使って外付けHDDやSSDにデータを保管しよう【快適なMacライフ】



もしあなたがMacを使っているならシンボリックリンクを上手に使えば、システムディスクの空き容量をに余裕を保ちながらデータをたくさん保管できます。超おすすめ。




シンボリックリンクってなによ?

WindowsでいうショートカットはMacではエイリアスにあたります。
このエイリアスよりも優れた機能を持つのがシンボリックリンク

機能自体はショートカット(エイリアス)みたいなものなんだけど、決定的に違うのが大元のデータを違う場所に移動しても、シンボリックリンクのあるパスがその場所であると認識されるってこと。




フォルダA内のデータが必須なアプリケーションがあるとして、本来ならこのフォルダの場所は移動できないんだけど、フォルダAのシンボリックリンクを作っておけばフォルダA本体はどこへ移動しても大丈夫!

どんなふうに使うの?

たとえばMacには純正でApple Loopsなるものが入ってるんだけど、容量が数十GBと初っ端から内蔵ドライブを圧迫しています。

▽ただ移動しただけの場合

これを外付けHDDとか別の場所にただ動かすだけだと、Apple Loopsを使う複数のアプリでディレクトリが認識されずに「ファイルが見つかりません」といったエラーが出ちゃうんです。



▽シンボリックリンクを作った場合

しかし、外付けHDDに移動してもシンボリックリンクを作ってそれを元のディレクトリに置いておけば、あら不思議!



実際にはその場所にデータがなくても、ちゃんとそこにあるものとして認識してくれます! これなら内蔵ドライブを圧迫しないので空き容量を気にせずファイルの管理が可能です。

シンボリックリンクの作り方

いろんな方法があるんだけど、誰でもめちゃくちゃカンタンにできるSymbolic Linkerというフリーソフトがあるのでこれを利用します。

①ダウンロードして「アプリケーション」フォルダに入れる


AppStore上にリリースされていないので以下のURLからダウンロードします。

参照リンク:https://github.com/nickzman/symboliclinker/releases

②Symbolic Linkerを実行する

ダウンロードしたら「アプリケーション」フォルダに放り込んで、実行するだけ。
特に何もウィンドウが開いたり、設定したりとかはなく、ただこのアプリケーションを開くだけでOK

③メニューから「シンボリックリンクを作成」を選択する



Finder上でコンテキストメニュー(いわゆる右クリックメニュー)を開いて、「シンボリックリンクを作成」を選択すれば、対象のファイル・フォルダのシンボリックリンクが完成。



たったこれだけ。超カンタン!

一度アプリケーションを実行すれば自動的にコンテキストメニューのサービスアクションに追加されるので以後ずっとそのまま使えます。

シンボリックリンクの使いどころはたくさんあるので入れといて損はないですぜ。

シンボリックリンクを使う上での注意点

①シンボリックリンクを作るときはまず対象のファイル・フォルダを移動してから、その移動先でシンボリックリンクを作成すること。

②そして作成したシンボリックリンクを本体ファイル・フォルダがあった元のディレクトリに置いてリネームすること。(.symlinkを消して、元のファイル名とまったく同じにする)

この2点をきちんとやっておけばあとは問題なくシンボリックリンクが働いてくれます。

これで心置きなくいろんなデータを外付けにブチ込めるぜ!ヒャッハー!!!

おわりに

Macを快適な状態で使うための鉄則として「内蔵ドライブ(OSシステムが入ってるドライブ)は極力軽く、データは外付けに保存」が基本。

内蔵ディスクの空き容量が少なくなると動作が重くなったりするし、良いことなしです。
シンボリックリンクでは代替できないもの(システム中枢部にある削除できないファイル・フォルダなど)以外はなるべく外付けHDDやSSDなどの別のストレージに保管しておきましょう。

シンボリックリンクを活用して快適なMacライフを満喫しましょう🖥👍


コメント


※当ブログではGoogle AdsenseやAmazon、楽天など第三者配信のアフィリエイトプログラムを利用して一部記事にて商品を紹介しています。