『音楽で収入を得てる人』って専業でやってる人だけじゃなくて会社員や自営業のかたわら兼業・複業として音楽やってお金もらってる人もいますよね。僕自身もそう。
世の中には社会人として働きながら音楽活動とかをしてる人ってけっこういると思うけど、その中でも完全に趣味としての活動で満足なのか、少しでもプラスにして活動費や生活費の足しにしたいのか、それ一本で食いたいのか、スタンスは人それぞれよな。— さくま氏 (@skmmtt) 2017年10月10日
それじゃ「みんな実際どれくらい稼げてるんだろう?」という率直な疑問をTwitterでそのままアンケートにしてみたら意外な結果が分かりました。
アンケート調査の結果
ちなみに複業として音楽活動などのパフォーマンスやクリエイティブな活動をしている人で実際に収益を得ている人に質問してみたいです。— さくま氏 (@skmmtt) 2017年10月10日
その活動での月平均の収益はどのくらいですか?
回答総数は149人。ご協力いただいたみなさまありがとうございました!
それではアンケート結果を紐解いていきましょう。
①0〜1万円くらい
149票の中の63%、アンケートに回答してくれた半数以上(約95人)の人が「音楽での収入はない、あるいは1万円以内」とのこと。「収入なし~1万円くらい」が最多数でした。
おそらくこの①の回答をした人はそもそもどうしたら音楽活動で収益が発生するのか?がピンときていないのかな、と思います。
僕もバンドマンだった頃は出費だらけでほぼ毎月マイナスだったし、DTMで音楽作ってもそれが仕事になるとかお金をもらえるなんて考えたこともなかった時期もあったので、誰もが通る道ではありますね。
「欲しければまず与えよ」
「少しでもいいから収入を得てみたい!」と思っている人は、人がモノやサービスにお金を払うときってどんなときか?というのをよく考えてみると良いと思います。- より便利で快適になるため
- 困ったことを解決するため
- 楽しむため
それじゃあ、あなたの音楽活動は誰かの欲求や需要を満たしているか?
「お金が欲しい」と思うなら、それだけの価値を提供できているのか?
ということを一度考えてみると良いです。
お金に限らず「もっと自分の曲を聴いてほしい」とか「ファンがほしい」って思ってるなら、自分の欲求を叶えることを考えるばかりでなく、相手にとってどんなメリットがあるかを考えることが大事。
ここを考えるのがまず最初のステップ。みんなここでつまづきがち。
②1万〜10万円くらい
次に多かったのは149票の中の21%で、およそ30人くらいが「音楽での収入は月に1〜10万円」と答えています。月1〜10万円だったら『音楽でメシ』は無理だけど、毎月の機材代や生活費の足しになりそうだしナイスですね。
「1〜10万円って幅広くない?」と思うかもしれないけど、実際1万円以上稼げる人ってすでにけっこうすごいので10万円稼ぐのも射程圏内に入っている感じです。
なによりこの段階の人はただの趣味としてではなく、仕事にしていく意識を持って行動を続けているからこそ到達しているに違いありません。
- どういう方法で音楽を聴いてもらうか/観てもらうか
- どういう人が価値を感じてお金を払ってくれるか
- どうやって収益化していくのか
僕の場合は月1万や2万稼げるポイントをいくつか作っていって、それを増やしていくことで月10万に到達した感じです。
そのあたりについて細かく書いた記事もあるので良かったらどうぞ。
参照記事:
音楽で月10万の収入を得るために僕がやったこと【ざっくりまとめ(前編)】
活動のヒント
- 作品・パフォーマンスのクオリティーを高める
- より多くの人に名前や活動内容を知ってもらう
- 「この人といえばこれ!」という代名詞になるような作品をもつ
- 固定のファンやリピーターの存在
- 人との巡り合わせ
特に『人との巡り合わせ』はものすごく重要なファクターなんですけど、いろんな場面で知り合った人と健全な人間関係・信頼関係を築けるというのはとても大事な能力ですよね。人間力というか。
逆にそういうのが苦手な人は他の部分を徹底して伸ばすことでカバーしていくスタイルでやっていくことをオススメします。突き抜けてる部分があればそれがフックになり相手からコンタクトしてきてくれることも多いです。
③10万〜20万円くらい
149票の中の7%で、およそ10人くらいが「音楽での収入は月に10〜20万円」と答えています。毎月平均して10〜20万円稼げると、実家暮らしや独身の若い人なら軽めのバイトシフトで生活できそう。
この段階の人であれば固定のファンやリピーターのお客さんがついていて、なおかつ新規のファンや顧客も続々と増えている状態で音楽でお金を稼ぐための土壌がどんどん出来上がってきているはずです。
活動のヒント
さっき「1〜10万円は大差ない」と書きましたが、毎月コンスタントに10万〜20万を稼ぐとなるとそう簡単なことではありません。たとえばこんな感じ。
あくまで例えですけど、上記のどれかひとつでも毎月維持できる人ってミュージシャンとして相当優秀な部類の人だと思います。狙ってやるにはちょっと難しいですね。
- 1枚2000円のオリジナルCDが50〜100人に売れる=10万~20万円
- 1枚2000円のチケットのライブが自分だけで50〜100人動員できる=10万~20万円
- 1曲2万円の作曲依頼を5 〜10件確保・当月中に納品する=10万~20万円
- YouTubeの動画(広告あり)が100万〜200万回再生(1再生につき0.1円として)=10万~20万円
でも、どれかひとつじゃなく分散させればもっとラクにいけそう。
どれかひとつ、というのではなく上記のすべてを合わせれば10万円になりますね。
- 1枚2000円のオリジナルCDが10人に売れる=2万円
- 1枚2000円のチケットのライブが自分だけで10人動員できる=2万円
- 1曲2万円の作曲依頼を1件確保・当月中に納品する=2万円
- YouTubeの動画(広告あり)をたくさん公開して月トータル10万再生=2万円
「月に1〜10万円稼げる」と答えた人ならこの中のいずれかの活動はすでにしていると思いますが、複数を並行して行って分散させた上でそれぞれのクオリティをきちんと上げていくことで月10万円以上はじゅうぶん狙っていけます。
もちろん得意なところをどんどん伸ばしていくのは大事ですが、実働時間以外にも収益が発生する仕組みづくりもかなり重要です。
個人的には音楽活動とリンクさせたブログやYouTubeの運営はオススメ。集客と認知度アップに大きく貢献してくれるし、ブログやYouTubeを活用したアフィリエイト広告収入などは即金にはならずとも続けていくとジワジワと収益を出せるようにもなっていきます。
個人的には音楽活動とリンクさせたブログやYouTubeの運営はオススメ。集客と認知度アップに大きく貢献してくれるし、ブログやYouTubeを活用したアフィリエイト広告収入などは即金にはならずとも続けていくとジワジワと収益を出せるようにもなっていきます。
作曲家・ブロガーのこおろぎさんが本編内で登場するこちらの本がオススメ。
④20万円以上
149票の中の9%で、およそ13人くらいが「音楽での収入は月に20万円を超えている」と答えています。副業・兼業として毎月これくらい稼げるというのは夢がありますね。
「20万円以上」だから、この9%の中にはもしかしたら100万円稼いでる人もいるかも...?
活動のヒント
このレベルの人であればすでに一定の実績を持っていて信頼があり、単価の高い仕事を取りやすい・あるいは向こうから問い合わせが舞い込んでくる状況だと思います。過去に携わったクライアントさんからのリピートのお仕事も複数あるでしょう。仕事につながる強いコネクションや人とのつながりを持っていると思います。副業・兼業での活動で時間の制約がありながらも毎月コンスタントにこのくらいの額を稼げるとなると実働分のフロー収入だけでなく、ストック型の収入を多く持っている可能性が高いですね。
フロー収入の例
- ライブやパフォーマンス(ギャラ・チケット代)
- 音楽制作(1曲いくらの制作仕事)
フロー(flow)は「流れ」という意味で、文字通りその都度の取引で流れていくものをフロー型収入と呼びます。
ストック収入の例
- 著作権印税、楽曲使用権の販売(オーディオストックなど)
- ファンクラブやオンラインサロンなどの会員システム
- CDアルバムやダウンロード販売・配信(Spotifyなどのストリーミング含む)
- YouTubeやブログでの広告収入
このストック型の収益が多ければより多くの時間を自由に使うことができるので、その上でフロー型の仕事をこなせばさらに多くの収益が見込めます。
複業でそこまでやるなんてめちゃくちゃワーカホリック!と思ったけど、それくらい没頭するほど好きだからこそ成功しているってことですよね。
複業でそこまでやるなんてめちゃくちゃワーカホリック!と思ったけど、それくらい没頭するほど好きだからこそ成功しているってことですよね。
▼noteでこんな記事も書いているのでよかったらおひとつどうぞ。
SAKUMAMATATAの場合
Googleパイセンからメールきてたから見たらAdsenseで2万振り込まれてた。Amazonも今月分7000円くらいになってるし、オーディオストックも先月頭に振り込み申請した5万がそろそろ入るしとてもいい感じ。最近、今までコツコツとやってきた成果を実感できることが多くて嬉しい。— さくま氏 (@skmmtt) 2017年10月22日
2017年10月、すごく好調なときでストック収入のみで8万円くらい。
- Googleアドセンス広告(ブログ・YouTube)
- Amazonアフィリエイト(ブログ)
- オーディオストック(楽曲使用権販売)
- ダウンロード販売(楽曲使用権販売)
昼間はふつうに仕事してますが、余暇の時間の多くは音楽に没頭してます。曲作りはわりと好きなことしかしてないし、ブログも頻度低めなので苦労してしんどい状態でやってる感じはまったくないです。黙々と作業するのが性に合ってるからかもですね。
現状の収益は平均すると『②1〜10万円くらい』、調子がいいと『③10〜20万円くらい』になるかんじ。本業の会社員が週6勤務で残業が多いのであまり時間が割けてないのがちょっとネック。。
2020/11/03追記:3年後は「③10〜20万円~④20万円以上」になりました
現在は直接依頼をあまり受けずに主にストック収入のみで『③10〜20万円くらい』を維持しています。依頼のギャラなどフロー収入が上乗せされると『④20万円以上』になることも少なくないです。ズバ抜けた成果というものではないですが、こうして振り返ると少し成長したんだなーと我ながら感慨深い。
この記事を書いた当初2017年ごろは上記の通り、『②1〜10万円くらい』と『③10〜20万円くらい』のあいだを行ったり来たりしており、しかもそのうちのほとんどがフロー収入によるものでした。ただでさえ会社員で時間の制約が多い中、請負の仕事を件数さばくのはかなり大変でした。
そういった意味でもかなり無理なく増収できており、成長をかみしめながら追記を書いています📝
2022/3/8追記:5年後は「④月20万以上」になりました
おかげさまでAudiostockの売り上げを中心にストック収入が増えて、フロー収入も取引先が少しずつ増えたおかげで増収してます。両方合わせると④20万円以上(月20~30万)はコンスタントに稼げるようになりました。感謝。
有料noteに色々詳しく書いているのでよかったらこちらもどうぞ。
おわりに
こうやって書いてみてやっぱり大事だなーと思った要素は- クオリティーを高める
- 満を持して世に出せる仕事をして実績を作る
- ストック型の収入をガッチリ構築する
- 自分が楽しめることをやる
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