富士通「ECLIPSE TD-M1」音楽制作にピッタリのタイムドメインスピーカー【レビュー】

先日のAmazonプライムセールで衝動買いしてしまったスピーカー。
タマゴ型のアイツです。



定価は約13万円ほどのモデルなのですが、なんと今回のセールではUK(イギリス)版がなんと驚きの5万円台で手に入るチャンスだったので思わず即ポチ。
かなり良いとの評判をあちこちで聞いていてずっと気になっていたのでうれしい!!

実際に使ってみて良いところ悪いところなどいろいろ発見したので、素直にズバッとレビューしていきます。


TD-M1って何?



FUJITSUのスピーカー『ECLIPSE TD-M1』。
化粧箱にある「World Class Accurate Sound」の文字の通り、「世界トップレベルの正確なサウンド」を売りにしているスピーカーです。





グラミー賞を10 以上も受賞しているサウンドエンジニアのジム・アンダーソン氏も「このスピーカーはひと味違うぞ!」と太鼓判を押しております。

そう、実はこのスピーカー、普通のスピーカとはひと味違った機能があるんです。

Airplayに対応

このスピーカー自体がWi-Fiの電波を発していてエリア内にあるデバイスから接続すればワイヤレスで音楽を聴くことができます。(この機能をAirplayといいます)
スマホやタブレットなどで再生した音声をワイヤレスで聴くことがカンタンにできちゃう。

タイムドメイン

あまり聞きなれない機能かもしれませんが、これが他のスピーカとは決定的に違うポイント。

通常のスピーカーは「周波数成分」によって原音を再現して再生していますが、このタイムドメインでは「周波数成分」だけでなく「時間軸上の波形(時間領域)」まで再現することで限りなく原音に忠実なサウンドを鳴らすことができるというもの。

そのため「リスニング用としてだけでなくモニタースピーカーとしても非常に優秀である」と、かねてより小耳に挟みまくっておりました。

これめっちゃ試したくなりません?笑

実際試してみた感想

TD-M1を設置した感じから、音のことまで感じたことを上げていきたいと思います。

意外とサイズが小さくて重量感がある

まず最初に設置してみた感想として、意外と小さい。見た目よりズッシリと重い。

幅x高さx奥行きは155x242x219mm、重量は5300gとのこと。



ビヨーンと奥行きが結構ありますね。エイリアンの頭みたいな。笑




FOSTEXのPM0.3よりちょっと大きいくらいでしょうか。
かなりコンパクトで置く場所には困りません。

音について



パッと聴きですぐ思ったのはこんなかんじ。

  • ローからハイまでバランス良く鳴ってて聴きやすい
  • 音の分離が良くてダンゴ感がない
  • 定位(パニング)がわかりやすい
  • 広がり感がある
  • 解像度が高く一つ一つの音が聞き取りやすい
  • 色付けはなく少し物足りない印象を受けるほどクリア

なるほど、実際音を聴いてみるとこれがナイスなスピーカーであることはすぐに分かります。

使用感・使い勝手について



入力端子(方法)はAUX(ステレオミニプラグ)USB(タイプA)USB(タイプB)AirplayによるWi-Fi接続の4種類。

通常のスピーカーは1種類か多くても2種類程度しか入力方法がないことがほとんどですが、このTD-M1はさまざまな状況や使い方に応じて接続方法を変更できます。

けど、そこが逆にちょっとネックになってる部分もあったりして。
先に説明したとおりAirplay接続ってすげー便利そうな機能なんだけど、接続するつもりないのに僕のiPhoneがAirplayのWi-Fi拾っちゃって勝手に接続されてるときがあってちょっとめんどくさいです。笑

まぁたぶんそこらへんは設定でなんとかなりそう。

USB接続の方が音が良いけどアナログ接続で使いたい問題

実は「AUXでのアナログ入力よりUSBやAirplayのデジタル入力の方がロスが少なくて音質が高い」とのことですが、たしかに聴いていてサウンドに違いを感じます。
デジタル接続の方がAUXより体感的に音が良い。

でもデジタル接続だとオーディオインターフェイスに接続できなくね?

入力の選択肢が多いばっかりにどっちを使うかで悩んでしまう状況に。。
実際にはAUX接続も決して音が悪いわけではなく、ただUSBの方が若干クリアかな?と思う程度なんですけどね。

それでも「わずかでも音が良いと感じる方」か「使い勝手の良い方」を選ぶかどうかでしばらく悩み続けて、購入してから1ヶ月弱使いこんで悩んだ末にAUX接続で使うことに決めました。


ちなみに今回AUX接続に使ってるたまたま家にあったケーブル。笑(かなり安いけどサウンドも耐久性も問題なし。)


というわけで最初はオーディオインターフェイスでデジタル接続できないことに少しモヤモヤしたんですが、いざアナログ接続で使ってみると決してデジタル接続に劣るわけではなくこれはこれでこのスピーカーの良さがきちんと出ていることが分かりました。

愛用中のUAD Apollo Twin Duoから出力して、TD-M1から良い出音で制作できていて大変満足できております。いい買い物した!


総評

ちょっと変わったスピーカーなので最初は戸惑うこともありましたが、馴染んでくるとすごくいいスピーカーです。サウンドに関しては評判通りで、今やめちゃくちゃ気に入って使ってます。

Amazonでは現在もこのTD-M1のUK版が6万円台で買える上に、10%(6,980円)分のポイントが付くのでまだまだ狙い目ですね。

気になる方は今のうちにチェックを。

プライムセールのときにはもう白しか残ってなかったので僕は白を買いましたが、黒もかっこいいですね。っていうか黒が欲しかった。笑




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