コンデンサーマイクを保管する安くてオススメの方法5選

先日新しいマイクを購入したてホヤホヤなので、今回はコンデンサーマイクの保管方法についての話。



大事なマイクを長く使うためにきちんと管理していきましょう!


なんでコンデンサーマイクは保管に注意しなきゃいけないの?

よく「コンデンサーマイクの取り扱いには注意しなきゃダメ!」って言うけど、そもそもなぜ注意しなければいけないのでしょうか?

それはとてもデリケートな部品が中に入っているからなんです。

コンデンサーマイクに向かって声を出したりアンプを鳴らしたりしたとき、マイクの中にあるダイアフラムという金属板が音の振動を拾って電気信号として入力しています。



このダイアフラムはとても薄く繊細な金属板なので、湿度が高い場所にあると水分や結露でホコリが付着したり湿気によってカビが生えたりしてしまいます。
するとノイズや音質低下の原因となり、最悪の場合は故障してしまいます。

また衝撃や振動にもとても弱いので、落としたりぶつけたりなどはもちろん、超大音量の楽器の近距離での収録にもあまり向いていません。

もはやデリケートすぎてめんどくさいんですけど(笑)
コンデンサーマイクは高品質な音を収録できる素晴らしい機材だし、高価なものが多いので適切な管理方法で大事に保管したいところ。

①デシケーターに保管する

レコーディングスタジオでは一般的にデシケーターと呼ばれる防湿庫に保管しています。
ちっちゃい冷蔵庫みたいなやつです。

スタジオではこのようにデシケーターのなかにきちんとマイクを並べて湿気やホコリとは無縁の状態で保管しているわけですね。

サイズによっては1万円切るくらいのリーズナブルなデシケーターもあるので導入してみるのもアリかも。




とはいえ、宅録ミュージシャンやDTMerにとっては「デシケーターに収納するほどたくさんマイク持ってないし...」「そもそもデシケーターなんて置く場所ないし...」という方も少なくないはず。

そんな方のために、お金と保管場所のかさまない方法をいくつかご紹介。

②パスタの瓶に収納する

先日、友達のJijiartさんのブログで見かけためずらしい方法です。



なんとパスタの瓶に乾燥剤と一緒に入れて保管するだけ。
ちゃんと密閉されてるし、サイズもちょうどいいしピッタリ!
これならデシケーターを買わなくても、かなり安く用意できちゃいますね。

Jijiさんいわく「Sonyで長年勤めているエンジニアさんに伝授してもらった方法」とのこと。こんな使い方があったとは驚きです。

コンデンサーマイク : Jijiart Weblog



③タッパーに入れて保管する

パスタ入れと同じ要領で「密閉されていて、乾燥剤を入れておけばOK」ならこれでもイケる!



こちらのブログでは耐衝撃用にスポンジを敷き詰めてマイクの形にくり抜き、さらに湿度計までつけていました。

やってはいけないコンデンサーマイクの保管方法:大人のくせに(?)基本、なんでも形から:So-netブログ

これも低予算で実現可能ないいアイディアですね!



④ドライボックスに保管する

カメラやる人がレンズしまったりするのによく使うドライボックスというものがあります。
タッパーの上位版みたいな感じ。

ボックスに湿度計と乾燥剤付きのセット売りになっててすごくナイス。
もちろんボックス単体や、ボックスと乾燥剤のセットでも買えます。

マイクのサイズや数に合わせてボックスのサイズも選んでみては。



⑤アルミケースに厳重に収納する

AKGのマイクとかだと純正のケースがアルミ製のアタッシュケースで持ち運びにも優れているのですが、それを他のマイクでもやりたい!って場合はこちらがオススメ。

このケースのいいところは中身に合わせてスポンジをカンタンにくり抜いて加工できるところです。



スポンジ切れ目が入ってるので収納するアイテムに合わせてキレイにくり抜けちゃいます。


お、いい感じ。
ここにマイクと乾燥剤、湿度計なんかも入れてもいいかもしれません。



おわりに


僕自身も先日買ったBlueのマイクの純正のケースが木箱であんまり持ち運びに向いてない感じなのでケースをどうしようか悩んでたところでこんな記事を書いてみました。

メーカーによって付属のケースの形状も違うので、保管しにくいものや持ち運びにくいものも結構あったりしますよね。そんなときここで挙げた収納方法がきっと役に立つはず。

みなさんもぜひお試しあれ。


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