LogicのEXS24はとっても優秀!サンプラーとしての使い方を解説

今回はLogicに付属しているEXS24のサンプラー機能について説明してみます。
オーディオ素材をソフト音源のように使えて、キーボードで弾いたり出来ちゃうので超便利!



説明すると難しそうだけど、やってみればすごくカンタンです。
EXS24はやればできる子。


サンプラーとは

サンプラー(Sampler)は音楽的・非音楽的を問わずサンプリングにより標本化された「音」を任意に再生出力することの出来る装置。
外部から音声をサンプリングしたり記憶装置から読み込んだりすることによりRAMに展開させ、シンセサイザーにおけるPCM音源の1つとして扱われる。大抵の機種は発音時にサンプルの再生ピッチ(音高)を変更できるので、鍵盤その他などの様を呈したMIDI出力装置からの演奏情報を受けて、即時に再生応答が可能である。
(Wikipediaより抜粋)

要するに、取り込んだ音声をMIDIのように自由に鳴らすことができるってワケです。

さて、それじゃEXS24でのサンプラー機能の使い方を簡単に順を追って説明していきますね。

EXS24でのサンプラー機能の使い方

①素材のスライス

まずは使いたいオーディオの素材を1音ごとにスライスしてWAVで書き出し保存します。
このとき気をつけたいのは音の頭をきっちり合わせることですね。発音が遅れると使いにくいので。(まぁ後からオーディオエディタで編集もできるけど)




②「インストゥルメントなし」にするEXS24を開いて、新しくサンプリング用インストゥルメントを作る

まずは新しい音色を作るために「インストゥルメントなし」にしましょう。



続いてドロップダウンメニューから「インストゥルメントなし」を選択。




③マッピングエディタを開く

「edit」をクリックしてマッピングエディタを開きます。



こんな鍵盤の並んだウィンドウが開きます。
ここでマッピング(鍵盤に音声を割り当てること)をしていきます。



④オーディオをマッピングする(鍵盤に音声を割り当てる)

スライスして書き出し保存したWAVファイルを鍵盤にドラッグすると、その鍵盤のポジションでオーディオをMIDIのように鳴らすことができるようになります。



あとはインストゥルメントファイルを保存しておけばいつでも使えます。
ちなみに保存するディレクトリは「ライブラリ>Application Support>Logic>Sampler Instruments」に指定しておくとEXS24のドロップダウンメニューから音色選択できます。

また、鍵盤に割り当てたオーディオデータも保存しておかないと「オーディオが見つかりません」とか言われて鳴らせなくなっちゃうので、忘れずに保管しておくことを推奨。


そのソングプロジェクト内でしか使わないのであれば「EXSインストゥルメントとサンプル」をチェックしておけば大丈夫です。




こんな風に使えます


例えばこんな感じで、Apple Loopのボーカル素材をスライスしてなんとなく歌わせてみたりとか。




この曲ではドラムをワンショットの素材を使って自分でマッピングしたドラムキットを重ねて使ってます。01:12〜あたりからをチェック。

まとめ

こんなかんじでLogicユーザーならKontaktがなくても自分のサンプルライブラリーを作れます。声でも、楽器音でも、効果音でも鍵盤を叩けば鳴らせるとなると柔軟な曲作りが可能になりますね。


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