DTMやろうぜ!パソコンで音楽制作するために必要なスペックやオススメのPCはコレだ!



「パソコンで音楽制作したいんだけど、どんなの買えばいいですか?」ってけっこう色んな人からよく聞かれるので、もういっそのことブログ記事にしといて「これ読んどいて!」で済むようなエントリーを書きました。笑


音楽を作るためのPCに要求されるスペック(性能)とは?



  • CPU:Intel Core i5
  • メモリ:8GB
  • HDD/SSD(ストレージ):500GB

 「最低でもこれくらいのスペックがないとしんどい」というのを念頭に置いてもらって、なおかつこのスペックが実現できるのはだいたい12万円より上のモデルというのが目安。
なので予算はざっくり12〜20万くらいを見たほうが良いです。

CPU=脳ミソ

この性能がいいほど計算は速くなり、結果的にPCの処理速度も速くなります。
コア数が多いほど複数の処理を並行して行えるため、たくさんソフトを起動していたりしてもサクサク作業できます。 制作におけるクリエイティブな作業を妨げないスムーズな動作は超重要。

なので最低でもCore i5・クアッドコアくらいは必要。

メモリ=作業スペース

メモリが多いほど「処理が詰まりにくい」です。
CPUが計算処理をするときはメモリ(作業スペース)を使って処理するんだけど、これが少ないと作業の効率が悪くなって、結果的に動作が遅くなったりフリーズしたりしやすくなります。

なのでメモリは最低でも8GBは必要。DAWでプレイバック中に音が途切れたり止まったりするのは致命的なのでメモリは多ければ多いほど良いです。

HDD/SSD(ストレージ)=データを保存する倉庫

iPhoneX 256GBって言ったら「データを保存する容量が256GBのiPhoneX」ってことですよね。ストレージに関してはすごくなじみがあるのでわかりやすいと思います。

ちなみにHDD(ハードディスクドライブ)は大容量でも安価な記録ドライブで、SSD(ソリッドステートドライブ)はHDDより高価だけどコンパクトでデータの移動も速い優れものです。同じ容量のストレージならSSDの方がいいけど、その分予算は多くかかってしまいます。

いずれにしても容量が少ないと後々データの管理が面倒になるので、最低でも500GB〜1TBはあった方が良いでしょう。

音楽制作にはやっぱりMacがいいの?それともWindows?



「音楽やるならやっぱりMacでしょ!」と思ってる人もいまだにけっこういると思いますが、正直言ってどっちでも平気です。むしろMacはそのブランド性から価格が高めなので、同じスペックでもWindowsの方が低予算で揃えやすいです。ちょっと高いけどデザインがクールなのは圧倒的にMac。
  • 低予算、後からの拡張・カスタマイズ性重視ならWindows
  • ルックス・デザイン重視ならMac
というわけで、どっちを選んでもOK。お好みでどうぞ。

一度どちらかを選ぶと乗り換えはちょっと大変!

どっちを選んでもいいんだけど、一度どちらかを選んでしまうと後から乗り換えるのは大変!というのもそのOSに合わせたソフトや機材を揃えていくため、もし乗り換えるとなったときに使えなくなるものが出てくる場合もあるからです。

「これからパソコン買うぞ!」ってときに将来乗り換えることなんて考える必要もないけど、一応アタマの片隅に入れておいた方が良いです。

Macを買うならまずはこれがオススメ

「やっぱりカッコいいからMacを使いたい!」という人にオススメのMacエントリーモデルをご紹介。(ちなみにぼくもMacです)

iMac(デスクトップタイプ)

iMacでは現在(2018年1月時点)この4Kディスプレイモデルが最新です。一体型デスクトップなんだけど、ただのモニターにしか見えないくらいとにかく薄くてコンパクト。部屋に置いてるだけでもスタイリッシュに思えるほどで、曲作りのテンションもグイグイ上がります。


  • CPU:Intel Core i5 (3.4GHz)
  • メモリ:8GB
  • HDD:1TB

iMacの場合はこのスタンダードなスペックのもので16万円程度の予算が必要です。
コスパで言えばWin機にはやや劣るのですが、他の追随を許さないスタイリッシュさは「買ってよかった感」を存分に満たしてくれます。

あと、これが家のデスクに置いてあったらモテます。 (個人差があります)

iMac - Apple公式サイト:
iMac - Apple(日本)

MacBook Pro(ノートタイプ)

Windows・Mac問わずノートタイプのPCはスペックのわりに値段が高い傾向にあるんだけど、なかでもMacBookシリーズは特に高いので冒頭で書いたスペックを実現しようとするとiMacより10万くらい高くなってしまいますね。。


  • CPU:Intel Core i7 (2.7GHz)
  • メモリ:8GB
  • SSD:512GB

15インチモデル。このくらいディスプレイが大きい方が作業しやすいのでオススメ。
容量は500GBとちょっと少なめですがSSDなのでデータの読み書きが爆速。
ただし、このスペックだとお値段は27万円くらいになっちゃいます。笑



  • CPU:Intel Core i5 (2.9GHz)
  • メモリ:8GB
  • SSD:512GB

13インチモデルだと画面も少し小さくなってスペックも若干落ちるけど、その分お値段は18万円とややリーズナブル。実際スペック的にはこれくらいあれば充分といえば充分。

スタジオや外にも持ち運んで使いたい場合は少し値段が高くてもノートを買うべきですね。スタバとかお洒落なカフェでもりんごマーク見せてドヤれるし🍎

MacBook Pro - Apple公式サイト:
MacBook Pro - 仕様 - Apple(日本)

CDドライブはありません

ちなみに最近のMacではデスクトップもノートタイプも、より薄く軽くするためにCDドライブを排除してるのでCDやDVDを再生したり焼いたりする場合は別売りの外付けドライブを買う必要があることだけご注意を。



Windows PCを買うならまずはこのあたりがオススメ

Windows PCの場合は多数のメーカーからいろんな機種が発売されているので、選ぶのもひと苦労ですよね。「自分だったらどれを選ぶだろう?」という目線でいくつかピックアップしてみました。

HP - Pavillion(デスクトップタイプ)

 http://jp.ext.hp.com/desktops/personal/pavilion_24_x000/

  • CPU:Intel Core i5
  • メモリ:8GB
  • HDD/SSD:2TB/128GB

HP(ヒューレット・パッカード)社の「Pavilion(パビリオン)」という、横文字が苦手な人は一生買えなさそうなメーカーのPCです。

横文字てんこ盛りなだけあってルックスもカッコいいし、このスペックで12万弱で買えるなんてすごいコスパ。同機種のひとつ上のグレードにするとCPUがCore i7、SSDが256GBにパワーアップして、お値段は14万くらいで買えちゃうのでそっちでもいいかもですね。

いや、やっぱWindows機は安くて良いですね。改めて見てみてビックリしました。笑

公式サイト:
HP Pavilion 24-x000jp 製品詳細 - デスクトップPC | 日本HP

HP - Pavilion(ノートタイプ)

 http://jp.ext.hp.com/notebooks/personal/pavilion_15_cc000/

  • CPU:Intel Core i7
  • メモリ:8GB
  • HDD/SSD:1TB/128GB
同モデル【Pavilion】のノートタイプPC。
ディスプレイは15インチと持ち運びにはやや大きいが、作業するにはバッチリ見やすい。
このスペックで10万程度で買えるとなると、MacBookはちょっと高すぎだな。。笑

公式サイト:
HP Pavilion 15 製品詳細 - ノートパソコン | 日本HP

マウスコンピュータ - DAIV(デスクトップタイプ)

http://www.mouse-jp.co.jp/creator/desktop/dgz520/series.html

  • CPU:Intel Core i5 (2.8GHz)
  • メモリ:8GB
  • HDD:1TB
日本のBTOパソコンメーカー【マウスコンピュータ】のクリエイター向けモデルPCであるDAIV(ダイブ)、このスペックで10万ちょいで買えるのはお安い。
さらに上のグレードを選べばメモリが多くてSSDも付けれたりするのでちょっと頑張っていい装備にしとくのもアリですね。

公式サイト:
DAIV-DGZ520シリーズ RAW現像/画像・動画編集制作/イラスト制作にも!|DAIV マウスコンピューターのクリエイター・エンジニア向けPCブランド

ちなみにこの機種は「PC本体のみの販売」でディスプレイなどは別売りだそうなのでその点はお気を付けくださいますよう。



マウスコンピュータ - DAIV(ノートタイプ)

http://www.mouse-jp.co.jp/creator/note/ng4500/series.html

  • CPU:Intel Core i7 (2.8GHz)
  • メモリ:8GB
  • HDD:500GB
無骨でゴツい感じのノートPC。12〜3万円程度のノーマルグレードがこのスペックから、もう少し予算があればもっといいスペックにアップグレードできます。ナイス。


公式サイト:
薄型軽量!編集など外でのクリエイティブ作業に!DAIV-NG4500シリーズ |DAIV マウスコンピューターのクリエイター・エンジニア向けPCブランド

HP - Spectre(ノートタイプ)


  • CPU:Intel Core i7
  • メモリ:16GB
  • SSD:512GB
お値段は16〜7万円程度と少々お高いですが、スペックも上々でルックスもスタイリッシュ。予算があればアップグレードでより高スペックなモデルも選択できます。

このPCは多機能でいろんなギミックがあってとてもイケてる。


こんな風にタブレットっぽくして使えたりとか


こうやってビデオ見たりするのにも便利。
これ見てたらめちゃくちゃ欲しくなってきた。笑

公式ストア:
HP Spectre x360(2017年11月モデル)製品詳細 - ノートパソコン | 日本HP

オマケ PC本体以外に必要なソフト・機材について

PC本体以外に必要なものをリストアップしておきますね。

DAW(ソフトウェア)

DAWというのは「デジタル・オーディオ・ワークステーション」の略称。
音楽制作・編集をするためのソフトウェアのことです。なにしろこれがなきゃ始まらない。有名どころだとProToolsとかCubaseとかLogicみたいなソフトのことですね。

今ではどのソフトも大体OS問わず使えるんだけど、LogicやFL Studioなど特定のOSでしか使えないソフトもあるので要注意。

最近ではオーディオインターフェイスを買うと簡易版のDAWソフトがセットでついてくることも多いので、まずはそれを使ってからアップグレード版を買うのが良さげです。これについては次項で解説します。

参照リンク:

オーディオインターフェイス

PCと楽器やマイクを接続するための機材のことです。ギターや歌を録音したい場合にはこれが必要になります。

昔と比べてかなり安くていいものが増えてきている上に、DAWもセットでついてきたりするやたらとお得なセットも多く見かけるので、そういうのをうまく利用するとよりナイスですね。

やたらとお得なセットたち


【オススメその1】
PreSonusのインターフェイス「AudioBox iTwo」と同社のDAW「Studio One 3 Artist」、その他ケーブルやコンデンサーマイク、ヘッドホンのセット。
この全部盛りで23,800円というやたらとお得な商品。安い。


【オススメその2】
Focusriteのインターフェイス「Scarlett Solo Studio G2」と、コンデンサーマイクやヘッドホン、そしてProTools Firstとプラグインセット。
これで18,000円。安すぎる!


【オススメその3】
M-Audioのインターフェイスと、Cubase LE、そしてAIR Music Technologyのソフト音源などのプラグインセット。
これで10,800円から。もはや激安の殿堂

もう既にDAWやマイクなどを持っている場合は、セットじゃない単品のインターフェイスももちろん販売しているのでそちらをチェックしてみてください。

参照リンク:
これから音楽制作・DTMを始めたい人へオススメの機材(バンドマン向け)
使用機材について(オーディオインターフェイス編)

まとめ

①パソコン買うなら最低でも以下のスペックのものにすべし

  • CPU:Intel Core i5
  • メモリ:8GB
  • HDD/SSD(ストレージ):500GB

②コスパ重視ならWindows、カッコつけたいならMacにすべし

WindowsでもMacでも好きな方使えばよし。
ただし、何年後かに「もしもあのとき、あっちを選んでいたら...?」的なことは必ず考える。

③PCの他にDAWソフトやオーディオインターフェイスも必要である

当たり前だけど予算のすべてをPCに注ぎ込まず、DAWやその他の機材を買うことも忘れないこと。DAWってけっこう高いんだよね。。


というわけで本日はここまで。
みなさまが素敵なDTMライフを送れるようお祈り申し上げます。

敬具。

コメント


※当ブログではGoogle AdsenseやAmazon、楽天など第三者配信のアフィリエイトプログラムを利用して一部記事にて商品を紹介しています。